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城跡めぐり16−22 チチンタ(津記武多)グスク跡 中城郡西原町
幸地グス南1Kmのところにあります。幸地公民館まで戻り、南方向へ進むと突然海がみえ、長いくねった坂道を降りていく。「西原の塔」近辺で155号線で右折し1Kmほど進むと155号線の旧道にぶつかる。左折し、小波津団地入口の手前の道端に標札がある。 周りは平地であるが、このグスク跡がこんもりとした木々で生い茂った丘があり、周りからも分かりやすい。
チチンタ(津記武多)グスク
グスクは字小波津小字世間田原にあり、小波津団地の西方標高60メートルの丘の上に立地している。団地ができる以前、この丘は「ユツキーモー」と呼ばれる山野であった。 伝承によると、グスクの石垣は首里城の築城の際、手渡しで運び去られたという。しかし調査してみると、根石や中込め石などグスクの石垣遺構を確認できないので、もともと石垣のない、いわゆる「土より成る城」であった可能性が強いと思われる。
グスクはところどころに雛段状に削平された地形がみられる。とくに削平地が顕著なところは西側で、現在の池田部落に向かう斜面地に造られた曲輪である。この曲輪は西側の防御のために設けられたもので、腰曲輪の一つとして認識できる。
『遺老説伝』によると、津記武多グスクの城主すなわち津記武多按司は、幸地グスクの城主熱田子に滅ぼされたという。
西原町HPから
日時 2016年05月07日 23:50 |
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